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〒891-4208屋久島町口永良部島379-1

 ウミガメの保護活動 


 新岳が噴火しました

向江浜は立ち入り禁止です。
2014年8月3日の新岳噴火の影響で、向江浜に通じる道路が通行禁止となりました。向江浜でのウミガメの上陸・産卵・ふ化の調査活動は、一時中断しております。
美浦漁港沖に棲みついているアオウミガメの調査を新たに開始しました。
 

2015年度も、環境省グリーンワーカー事業 を請け負って、調査を始めましたが、噴火で中断しました。
    2015年度報告書をアップしました。


2014年度に環境省
平成26年度グリーンワーカー事業 「口永良部島における動植物の生息・生育状況把握事業」を請け負って、
調査を行いました。

           2014年度報告書はこちらです。


 ウミガメの産卵巣が全滅

2014年5月3日に、アカウミガメが、今シーズン初めて上陸・産卵して以来、7月21日までに、合計、55回の上陸、産卵は40回を観測しました。
ところが7月10日、台風8号による大波で、それまでの産卵巣がほぼ全滅しました。がっかりです。



 ウミガメ講演会 

月18日

「屋久島うみがめ館」の前代表・大牟田一美さんに
「屋久島うみがめ館の活動」をテーマに講演していただきました。

永年にわたって屋久島でウミガメの保護・監視活動を続けてこられた「屋久島うみがめ館」の大牟田一美さんが、口永良部島のウミガメ事情を調べるために来島されました。「えらぶ年寄り組」メンバーと交流会では、口永良部島のウミガメ保護・監視活動への、かずかずの助言をいただきました

 



 ウミガメの保護・監視 


 美浦漁港沖 

 2014年シーズンは、
美浦漁港沖に棲みつくアオウミガメの調査を始めました。口永良部島で研究活動をする、広島大学の大学院の皆さんにも手伝ってもらっています。

ウミガメを水中カメラで撮影し、写真で個体識別をして、アオウミガメの美浦漁港沖でどのように暮らしているかを、確かめることが目的です。

アオウミガメの棲む美浦漁港沖

美浦漁港沖に棲みついている左前足を失ったアオウミガメ。
少なくとも、5年以上は美浦海岸で棲んでいます。
人を恐れず、手で触れても、逃げ出しません。子供たちがジェーンと呼んでいる人気者です。

撮影は、大久保 政英さん(2012年11月)。


ジェーンの他にも、数頭のカメが棲みついています。









表7 個体認識されたアオウミガメ個体と撮影した月

ウミガメの愛称 棲息が確認された年月(○は月)  
島民の証言 2012年 2013年 2014年  2015年
1 ジェーン
(左前足欠損)
2011年の目撃談あり。 ⑥  ⑪ ②  ⑦ ⑧ ②  ⑧  
2 タツノオトシゴ    ⑪ ⑫   ⑥  ⑧  
3 みだれ   ⑥  ⑧     ⑧ ⑨ ⑩  
4 ハト       ⑧  ⑥ ⑦  ⑨  ⑪  
5 yakko33   ⑥     ⑧ ⑨ ⑩  
6 首に星      ⑧ ⑩     ⑧  
7 カミソリ   ⑦ ⑧ ⑨ ⑩  
8 流れ星   ⑦  
9 逆さn   ⑦  
10 yakko55    ⑧  
11 ゴルフ    ⑧  
12 ブチ    ⑧ ①  
13 点々      ⑨  
14 パイπ     ⑨  
15 狩人       ⑨ ⑩  
16 エビ       ⑩  
17 ハの字       ⑩  
18 花火             ⑩  
19 ナガレ22               ⑪  
20 マークC               ⑪  
21 フック               ⑪  
22 尾に白点               ⑪  
23 イカリ               ⑪  


甲羅についた模様の特徴から個体識別しました。個体の名前は、模様に由来します。
これまでの写真判定による個体識別から判断すると、少数ながら越年して棲息する個体がある。
写真は「えらぶ年寄り組」による撮影以外に、大久保政英さん、小林宏至さん、広島大学院生の皆さんから提供を受けました。

<注>2014年7月までは、提供された写真画像ですべての個体を識別した。2014年8月~2015年1月は環境省調査事業(グリーンワーカー)により撮影した画像を併用して個体識別した。





このアオウミガメの名前は、tatsuタツノオトシゴ です。
2012年から2013年に、美浦漁港沖に棲みついていました。2014年は、まだ見つかっていません。
 



撮影は、大久保 政英さん(2012年8月)。




 向江浜 
 口永良部島では、フェリーの着岸する本村港の近くの向江浜にウミガメが上陸し産卵しています。
ところが向江浜では、20年程前に砕石残土が防波堤代わりに積み上げられたため浜が狭くなり、おまけに残土が崩れてウミガメの産卵が困難になっています。
「えらぶ年寄り組」は、2012年8月から、向江浜でウミガメ保護・監視活動を始めました。9月に屋久島町長に要請書を送り、向江浜の現状を訴え、原状回復とウミガメの保護を要請しました(トップページ参照)。向江浜の原状回復については、現在のところ進展はありません。
ウミガメ保護については、屋久島町も積極的で、向江浜がウミガメ保護・監視の対象されるなど進展がありました



上陸するウミガメの保護・監視方針

1)カメや卵に触れることなく、足跡で上陸や産卵、孵化を確認することにします。
2)孵化した子ガメの大部分が、海に帰ったころを見計らって、産卵箇所を掘り起こ  して産卵・孵化数を出来る範囲で確認します。
  その際、子ガメが残っておれば、海に帰してやります。
3)向江浜の清掃を心がけます。


幸いにも口永良部島では、人の浜への立ち入りでウミガメの上陸や産卵・孵化が妨げられたことはありません。
従って、監視の対象を、人の立ち入りに向ける必要はあまりないのが実状です。
それよりも、荒れた浜を清掃したり、養浜に配慮して、上陸・産卵・孵化と子ガメの帰海に妨げがないように活動したり、
保護・監視する方針です。
マナーのない観光客の心配がないと云うことは、逆に、口永良部島のウミガメが知られていなかった、
情報を発信してこなかったことにもつながります。もっと、情報を発信し、島民や観光客に浜に立ち寄ってもらい、
ウミガメの産卵孵化する向江浜を楽しんでいただきたいと願っています。


 2014年の観測

 
 2014年 上陸・産卵・孵化・子ガメ脱出の状況

月 日 時間帯 観察の内容
 8月3日    新岳噴火で中断
7月22日 730-800 上陸#56(産卵#41)
 7月21日 900-1030  移動110個破損5、ドンドロから移動、移植#2
7月18日 730-830 上陸#53(産卵#38)、上陸#54(産卵#39)、上陸#55(産卵#40)
7月17日 730-830 上陸#50、上陸#51、上陸#52
7月16日 730-830 上陸#48、上陸#49
7月15日 730-830 上陸#46、上陸#47(産卵#37)
 7月10日 530-630  台風8号で砂浜がけずられ、産卵巣がほぼ全滅
 7月9日 530-630
930-1030
上陸#45(産卵#36)、アオウミガメ
 7月4日 530-630
930-1000
上陸#44(産卵#35)
 7月3日 530-730 上陸#43(産卵#34)
 7月2日 2300-300
530-630
上陸#42(産卵#33)<広大・院生>2300~0300まで観測するも上陸せず。
7月1日 100-130
530-730
900-1000
上陸#39(産卵#32)、上陸#40(産卵なし)、上陸#41(産卵なし)<広大・院生>0100ころ上陸#40or41を目撃、後ろ両足に白いタグ。甲羅の尾近辺が欠けていた。手のひら半分くらい。スケッチあり。
6月30日 530-630
900-1000
上陸#37(産卵なし)、上陸#38(産卵#31)
6月29日 530-630
900-1000
上陸#31(産卵#26)、上陸#32(産卵#28)、上陸#33(産卵#29)、上陸#34(産卵なし)、上陸#35(産卵#30)、上陸#36(産卵なし)
6月28日 700-800 上陸#29、上陸#30(産卵#27)
6月17日 530-630
730-900
上陸#28(産卵?#26)。穴が3ヵ所、全長100mの足跡あり。
6月15日 530-630
1400-1600
Mさん、港でアオウミガメを目撃。青タグ、右後ろ脚。その前から、Yさんも目撃。
上陸#24
(産卵#21)、上陸#25(産卵#22)、上陸#26(産卵#23)、上陸#27(前浜、産卵#25)
海に近い川側の産卵#23を、子ども達と掘り出し移植した(見学会16時)
6月14日 530-630
930-1030
上陸#23(産卵#20)
6月13日 230-300
530-630
930-1030
上陸#22(産卵#19)
6月12日 530-630
930-1030
上陸#19(産卵#17)、上陸#20(産卵#18)、上陸#21
6月11日 430-510
530-630
930-1030
上陸#17(産卵#15?)、上陸#18(産卵#16)
6月9日 530-630
930-1030
上陸#16(産卵#14)
6月1日 浜の清掃
5月29日 530-630
1030-1100
上陸#14(産卵#12)、上陸#15(産卵#13)
5月28日 530-630
2000-2040
上陸#12(産卵#10)、上陸#13(産卵#11)
5月26日 530-730 上陸#9、上陸#10(産卵#8)、上陸#11(産卵#9)
5月25日 530-630
930-1030
上陸#8(産卵#7)
5月23日 530-630
1900-1930
上陸#7(産卵#6)
5月12日 530-630
930-1030
上陸#5(産卵#4)、上陸#6(産卵#5)
5月11日 530-630
930-1030
上陸#4(産卵#3)
5月7日 530-730 上陸#3(産卵#2)
5月3日 530-730 上陸#1、上陸#2(産卵#1)

特に断りのない場合は、アカウミガメ

 2013年の観測

 2013年シーズン 上陸・産卵・孵化・子ガメ脱出の報告

「えらぶ年寄り組」は、2013年4月半ばから、向江浜でのウミガメ保護・監視活動を再開しました。
また、2013年5月2日には、鹿児島大学・水産学部の小林宏至さんに講師をお願いし、ウミガメ勉強会を開催しました。子供たちも含め25~6名もの参加がありました。
2013年シーズンは、向江浜のウミガメ保護・監視活動を担当する団体としての活動が認められました。7月15日まで、保護・監視業務を担当しました。活動のために、8万円の予算もつきました。
今年度は、港の工事があり、浚渫された砂が向江浜の一部に投棄されることになっています。そこで、投棄予定地に産卵された卵は、安全な場所に移しています。
砂が投棄されない区域の浜で産卵があった場合には、そのままにする方針ですが、産卵が波打ち際などの場合には移動し安全な場所に埋めています。
表の「託児所」は、ウミガメの卵を保護するために移動し埋めた場所をさします。

表  2013年シーズン 上陸・産卵・孵化・子ガメ脱出の報告

 項 目            内  容
上陸数
68ヵ所(アカ65、アオ3)
ただし、上陸足跡による調査で、同一個体での上陸数のダブリがあります。 
 産卵巣A
 移植 
25ヵ所を、掘り起して卵を移植(アカ24、アオ1)。
移植した卵では、4個体の卵が孵化ぜずでした。
産卵巣B
 掘り起し
1ヵ所(アカウミガメ)、すべての卵が腐乱していた(105個)
 産卵巣C
 産卵目撃
 2ヵ所(うち1か所を移植、あと1か所は放置)
産卵巣D
 子ガメ足跡
子ガメの脱出足跡による産卵巣の確認が17か所(すべてアカウミガメ)。
  したがって、
合計44か所の産卵巣があったと推定しました(アカ43、アオ1)
 産卵数 3081個(アカ2979、アオ102)。
 孵化率 移植した卵では、25個体のうち、4個体で子ガメ脱出の足跡なし(孵化率0%)。
移植した卵のうち21か所で孵化し、子ガメが脱出した。そのうち、4か所を掘り起し孵化率を調査した。
81%、89%、95%、99%

(上記のまとめは、下表のデータに基づく)

移植した卵の状況(2013年)

託児所# 上陸# 上陸月日 埋めた個数 破損数 備考 産卵から脱出までの日数  孵化率
0 21 6月8日 92 12 7月26日、子ガメ、帰海の足跡あり。
8月1日、約9頭の帰海。
8月2日、630頃、首出していた。干からびていたが、海に帰した。脱出跡あり。11頭の子ガメ死がい。#0からか?
8月3日、かなりの数が脱出。8頭の死骸アリ。
8月4日、10頭が帰海。
48日目  
1 18 6月5日 128 0 8月6日、2頭の帰海、他にも足跡あり。へこみ発見。
8月10日、大量帰海。(この日、#1~#7まで合計約120)
57日目  89.1
2 4 5月15日 117 11 7月26日、子ガメ、帰海の足跡あり、子ガメ2頭カラスにやられる。
8月10日、大量帰海。
72日目  81.2
3 27 6月11日 132 2 8月2日、へこみ発見。足跡なし。
8月4日、託児所#3?付近から、脱出中の子ガメ1頭を目撃。
8月10日、大量帰海。
8月11日、6頭が帰海。(この日、#1~#7まで合計約20)
54日目  99.2
4 28 6月12日 91 0 8月6日、へこみアリ。
8月9日、少量帰海。
8月10日、大量帰海。
8月11日、3頭が帰海。
8月12日、約30頭が帰海。。
58日目  
5 #11、#15?#15か? 6月12日 122 6 7月30日、へこみ発見。
8月3日、相当数が脱出。
8月4日、#5から約40頭が脱出。
8月10日託児所#5から、大量脱出。
52日目  
6 30 6月16日 148 6 8月6日、へこみ発見。
8月10日、大量帰海。
8月11日、5頭が帰海。
8月12日、数頭が帰海。
55日目  
7 29 6月16日 138 2 8月3日、託児所、左手前から、かなりの頭数が脱出。
8月6日、へこみ発見。
8月9日、大量帰海。
8月10日、大量帰海。
8月11日、4頭が帰海。
54日目  
8 31 6月17日 117 0 8月11日、へこみ大。
8月14日、18時、上部で数頭待機、18時半いっせいに脱出、40~50頭。10名が目撃。
8月18日、託児所#8から?3頭。
57日目  
9 33 6月23日 142 0 8月16日へこみ大。
8月19日、託児所#8あるいは#9から?3頭が帰海。
51日目  
10 35 6月25日 98 4 8月9日、小さなへこみ。
8月16日へこみ大。
  0
11 36 6月25日 69 0 8月9日、小さなへこみ。
8月16日へこみ大。
  0
12 40 6月29日 107 0 8月9日、小さなへこみ。
8月16日、託児所#12?(渡辺観察も特定できず)から大量脱出。雨で足跡消えていた。
8月18日、託児所#12から3頭が帰海。
48日目  95.3
13 41 6月29日 144 2 8月9日、小さなへこみ。
8月16日へこみ大。
 0
14 42 6月30日 123 7 8月16日へこみ大。
8月21日、1頭脱出も海岸近くには足跡なし。カラスか?
52日目  
15 45 7月3日 140 3 8月23日ヒビ発見。
8月24日へこみ始める。
8月28日、託児所#15、18、19、20、合計46頭
9月1日、カニ穴
56日目  
16 13 5月17日 71 4 8月8日、小さなへこみ。
8月11日、3頭が帰海。
9月2日、託児所#15、16付近に卵のカラ2個カニか?
85日目?  
17 2 5月26日 125 1 8月27日、へこみ。   0
18 47 7月8日 104 4 8月28日、託児所#15、18、19、20、合計46頭 51日目  
19 50 7月10日 153 8月24日へこみ大。
8月26日、26頭が帰海。
8月28日、託児所#15、18、19、20、合計46頭
8月29日、託児所#19、20、合計12頭が帰海。
9月1日、5頭が帰海。
47日目  
20 53 7月11日 121 5 8月28日、託児所#15、18、19、20、合計46頭
8月29日、託児所#19、20、合計12頭
8月30日、16頭が帰海。
9月1日、2頭が帰海。
9月2日、2頭が帰海。
49日目  
21 55 7月17日 101 2 8月12日、小さなへこみ。
9月5日、約25頭が帰海。
50日目  
22 58 7月22日 73 2 8月11日、小さなへこみ。
9月22日、大穴あく、15時、子ガメ2頭を上部に確認。18時、上部の子ガメは、下に。
9月25日、27日、各1頭が帰海。
62日目  
23 61 7月24日 143 2 9月23日、大穴あく。
9月24日、3頭が帰海。

9月25日、27日、29日、30日、各1頭が帰海。
62日目  
24 65 8月14日 100 2 アオウミガメ
10月19日、14時頃、小穴が空き、3頭が上部に待機するのを発見。18:20ころ、3頭を掘り起し帰海させようとしたところ、下部に待機中の子ガメが脱出開始。約20頭が帰海。
66日目  
卵の合計個数 2899 77  




上陸・産卵・孵化の状況(2013年)

月日 時間帯 観察の内容 天気 潮汐 月齢
8月14日以降、上陸はありません。。
           
8月14日 100~400 上陸#67。零時過ぎ上陸、アオウミガメ。
100~400頃まで。産卵を10名が目撃。産卵#26。
Pタグ番号、右後ろ脚Y1396、左99685。
夕方、託児所#24へ移植。産卵数100+破損2。
上陸#68跡あり、アオウミガメ。
本村港にカメ上陸#69、アオウミガメ足跡あり。
8月14日18時頃、託児所#8の上部で数頭待機を発見、18時半いっせいに脱出、40~50頭。10名が目撃。
530~600 A中央奥左から大量。内20頭は目撃(小林)。
干0557 7.2
8月13日 1100~ 向江浜で、今シーズンはじめてアオウミガメ上陸。上陸ドンドロ側上陸#66。
子ガメ脱出、託児所の左から、約20頭。
満2314 6.2
8月12日 2400~ 子ガメ脱出、Fの岩付近から、約8頭。託児所#4から約30、託児所#4から数頭。 満2234 5.2
8月11日 530~600、
1700
8月11日託児所#1から~#7から合計約20の脱出足跡あり。ドンドロ側から、双子石の右から1頭。 満2203 4.2
8月10日 530~600、
1400
8月10日託児所#1~#7から合計約120の脱出足跡あり。ドンドロ側から、双子石の右から5頭。G中央から1頭。
8月9日 530~600、
1400
8月9日託児所#7から、大量脱出。#4から少量。合計約40頭の足跡あり。#10、11、12、13に小さなへこみ。2頭の死骸アリ。G中央同じ場所から約20頭の足跡。H右岩下から、約10頭の足跡。 満0827 2.2
8月8日 530~600、
900
8月8日託児所#16に小さなへこみ。G中央から約30頭の足跡。H右岩下から、4頭の足跡。
8月7日 530~600 へこみ報告のみ。
8月6日 530~600、
1500
ドンドロ2つの石、小石の矢印から、3,4頭の足跡。託児所前列は、すべてにへこみ。託児所#1から2頭、数頭の足跡あり。
8月5日 530~600、
730
託児所#3?付近から、脱出中の子ガメ1頭を目撃。上陸エビス側上陸#64、川東上陸#65、雨で子ガメ足跡識別できず。
8月4日 530~600、
900~1000
8月4日託児所#0から、10頭。託児所#5から約40頭が脱出。ドンドロ側、新たな足跡、約30頭。9時に3頭、9時30頃2頭、脱出目撃。5時過ぎには、これら足跡なし。渚の足跡からして、7時~8時ころか?さらにドンドロ側、4頭くらい。 満0456 26.8
8月3日 530~600、
930
ドンドロ手前、大部分は出た後、4,5頭の足跡あり。託児所#5から相当数が脱出。託児所、左手前から、かなりの頭数が脱出。託児所#0から、残りが脱出、かなりの数。8頭の死骸アリ。 快晴 25.8
8月2日 0115~0415、
0630~
ドンドロ側、新たな足跡あり。2230~0115の間に、脱出。朝0630、11頭の死がい発見。#0からか?託児所#0から頭を出した、干からびた子ガメを海に帰した。 快晴 24.8
8月1日 1300~、
2000~
託児所#3、へこみアリ。ドンドロ側から足跡あり。託児所#0から9頭くらいの足跡あり。一昨日の足跡発見、15頭くらい。2230まで観察するも脱出なし(後藤)。 快晴 23.8
7月31日 530~600、
900~1000
上陸エビス側上陸#63、産卵は不明、卵のカラが大量にアリ。親ガメが掘るときに出たか?ドンドロ側、子ガメ足跡大量にアリ。 快晴 22.8
7月30日 530~600、
800~830、
1840~1900
託児所#5へこみアリ。ドンドロ側、子ガメ足跡 快晴 21.8
7月29日 530~600 なし。 快晴 20.8
7月28日 530~600、
1030~1100
子ガメの足跡、新たなものなし。 快晴 19.8
7月27日 330~400 託児所#2からの子ガメの足跡、多数あり。 快晴
7月26日 530~600、
900~930
カラスにつつかれて死亡した子ガメ2頭発見。
託児所#2からの子ガメの足跡あり。
曇り 17.8
7月25日 530~600、
1630~1800
上陸#62、産卵なしか?23日上陸の#61付近で卵を発見。卵143個、破損1(産卵#25->託児所#23)。
託児所#2の上部が陥没、孵化が始まっている様子あり。
曇り 満0813 16.8
7月24日 530~600、
830~900
上陸#59、#60、#61、産卵確認できず。#61付近で、腐乱卵約80個を発見(昨シーズンの卵か?)。 快晴 満0735 15.8
7月23日 530~600 上陸なし 快晴 14.8
7月22日 530~600、
830~900
上陸#58、産卵73、破損2(産卵#24->託児所#22)。
子ガメの帰海の足跡2ヵ所あり。
快晴 満0614 13.8
7月21日 530~600、
930~1000
上陸#57
子ガメの集団帰海の足跡あり。
快晴 12.8
7月19日 530~600、
930~1000
上陸#56 快晴 満0328 10.8
7月18日 530~600 上陸なし。
子ガメの集団帰海の足跡あるも確認できず。
快晴
7月17日 530~600、
830~900
上陸#55、101個、破損2(産卵#23->託児所#21) 快晴 満0102 8.8
7月14日 530~600、
830~900
上陸#54、形跡あるも発見できず。 晴れ 干0453 5.8
7月11日 530~600、
830~900
上陸#53、121個、破損5(産卵#22->託児所#20) 晴れ 干0252 2.8
7月10日 530~600、
830~930
上陸#48、形跡あるも発見できず。
上陸#49、形跡あるも発見できず。
上陸#50、153個、(産卵#21->託児所#19)
上陸#51、産卵なし
上陸#52、産卵可能性あり、放置。
子ガメ足跡か
晴れ 干0215 1.8
7月7日 530~600 上陸#47、104個、破損4個(産卵⑳->託児所#18)移動は、7月8日 晴れ 満0556 28.4
7月4日 530~600、
930~1100
上陸#46、産卵可能性あり、放置
移動
5月17日に上陸#2した旧託児所#1の卵を-->託児所#16へ移動、66個+腐敗15
5月26日に上陸#13した旧託児所#2、125個-->託児所#17へ移動、69個+腐敗53+破損1
いずれにも、白アリが付いていた。
曇り 満0316 25.4
7月3
500、 1300-1400 上陸#45、上陸#46 晴れ 満潮0209 24.4
7月2
500、 900-1020 上陸#44(産卵なし) 晴れ 干潮0538 23.4
6月30日 400,
500、 900-1020
上陸#42、123個、破損7個(産卵⑱->託児所#⑭)、上陸#43(産卵なし) 曇り 干潮0538 21.4
6月29日 500、 900-1020 上陸#40、107個(産卵⑯->託児所#⑫)、上陸#41、144個破損2(産卵⑰->託児所#⑬) 曇り 干潮0445 20.4
6月26日 500、 830-900 上陸#39(産卵確認せず) 曇り 干潮0241 17.4
6月25日 500、 830-950 上陸#35、98個破損4個(産卵⑭->託児所#⑩)、上陸#36、産卵なし)、上陸#37、69個(産卵⑮->託児所#⑪)、上陸#38(産卵確認せず) 曇り 満潮0742 16.4
6月23日 500、 900-930 上陸#33、142個(産卵⑬->託児所#⑨、奥右から2番目、右2番目奥)、上陸#34、台船すぐ  
満潮0624  14.4
6月17日 500、 730-900 上陸#31(産卵⑫、卵移動・117埋める、損傷・廃棄0)。(->託児所#⑧、右2番目奥)、上陸#32産まず。  晴れ 満潮0108  8.4
6月16日 500、 930-1100 上陸#30(産卵⑪、卵移動・148埋める、廃棄6)。(-->託児所#6)
#29の卵移動・138埋める、廃棄2)。(-->託児所#7)
晴れ 満潮011 7.4
6月15日 500~ 上陸#29(産卵⑩) 干潮527 6.4
6月12日 500、 930-1100 上陸#28 (産卵⑨、卵移動・91埋める)。(-->託児所#4)
<上陸#7、#11、#15のうちと考えられるが確認できず。#15か?>卵移動・122埋める、破損6。(-->託児所#5)
曇り 干潮306 3.4
6月11日 500、 800-930 上陸#26(産卵なし)、
上陸#27(産卵⑧、卵移動・埋める)
#27は、Eの卵、132埋める、2は破損・廃棄。(-->託児所#3)合計産卵数134.
5月15日浅い#4、正常117を埋める。(-->託児所#2)変色12個を奥に埋める。
破損11を廃棄。合計140産卵。
曇り 満潮805 2.4
6月10日 500、700-730 上陸25、産卵確認せず。
6月5日#18を移動、128を埋めた。破損なし。(-->託児所#1)
曇り 満潮728 1.4
6月9日 700-730 上陸24、産卵確認せず。 満潮651 0.4
6月8日 500、740-820 上陸#20、産卵なし(今朝ではない)、
上陸#21、産卵⑦、卵移動92、破損12(-->託児所0)、
上陸#22、産卵なし、
上陸#23、ほぼ産卵か?
曇り 満潮613 29.1
6月7日 1355-1605 金岳小・中学校の生徒を対象に、校外環境学習(ウミガメやエラブオオコウモリなど)を担当
6月7日 500、820-840 上陸#19、産卵なし 曇り 満潮534 28.1
6月5日 500- 上陸#18 小雨 満潮407 26.1
6月3日 500-
800-830
上陸#17、産卵なし 曇り 満潮213 24.1
6月2日 500- 上陸#16、産卵なし 曇り 満潮109 23.1
5月27日 500-
700-740
上陸#15、産卵は未確認 曇り 満潮754 17.1
5月26日 500~
620~800
上陸#11、#12、#13、#14、2ヵ所の産卵確認(⑤、⑥)、内1ヵ所#13の卵125を移動、1個破損(-->託児所、旧#2)
晴れ 満潮717 16.1
5月25日 500-600
1555-1700
上陸#10 晴れ 満潮643 15.1
5月22日 430-630 上陸#9、産卵④を善さんが視認、発見できていない。 曇り 満潮453 12.1
5月22日 1115-1140 上記、確認
5月20日 820-840 上陸#8、産卵確認できず。 曇り 満潮3:19 10.1
5月20日 「えらぶ年寄り組」は、向江浜の保護・監視団体としての活動を屋久島町から認められました。5月20日~7月20日までの契約です。      
5月19日 800-830 上陸#7
産卵確認③
満潮2:16 9.1
5月17日 530-630
800-900
1頭上陸#6、産卵②、海岸から近いため移し替えた。(-->旧託児所#1)
移し替え71個、破損4、計75個の卵。
曇り 干潮5:54 7.1
5月16日 下記、一か所で産卵①確認、深さ10cmたらず。上陸#4(-->託児所2) 曇り
5月15日 600-630 3頭上陸#3、#4、#5、1カ所で産卵確認① 干潮0357 5.1
5月7日 730-830 2頭目上陸#2、6か所の試掘あるも、産卵なし。 晴れ 満潮0457 26.7
5月2日 1900-2100 小林宏至さんを講師にウミガメ勉強会
4月29日 上陸#1今シーズン1頭目 晴れ 満潮0844 18.7

干満潮、日の出・日の入り、月齢 と、気象の情報はここです。




島民有志によるウミガメ
保護活動の経過(2012年9月末まで)

年度

上陸回数

産卵

子ガメの救助*

子ガメ放流(頭数)

2012年

約20回

約13か所

13ヵ所

放流5回(約350頭)

2011年まで

ここ10数年変化なし

 

 

 

1990年まで

卵を掘り出し、孵化施設に移したうえで、孵化援助・放流を行っていた。

1990年代以前は、現在より多くのウミガメが上陸していた。

 

 

 *子ガメの救助=大部分の子ガメが地上に出た後、砂地から出遅れている子ガメを掘り起し、海に放流する。

 

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